【メタ思考を読んで、凝り固まった考えをほぐす】

本屋で本を探していた時、カバーの色合いが目について購入したのが「メタ思考」でした。

今回は、この本の中で紹介されていた言葉を2つ紹介したいと思います。

「メタ思考」を読んで心に響いた言葉2選

1.「失敗というのはただ予想と現実が違っていただけに過ぎないこと。」

一つ目はこの言葉です。

私は失敗をすると、「自分はなんてダメなんだ。」と思い込む節があります。

失敗したときに「うまくいくと思っていたが、なぜか違う結果が出てしまった。じゃあ次は違うやり方を試してみよう。」と考えるだけで失敗を前向きに捉えられるように思えました。

実際に、割り切ることはできないかもしれませんが、先ほどの言葉を口に出すだけでも効果があると感じました。

2.「仕事の中に自分の快感を見つける」

二つ目に「仕事の中に自分の快感を見つける」というフレーズです。

「仕事が楽しくない」「仕事にやりがいを感じない」という人に対しては、仕事の中で楽しさを感じるポイントを組み込んでおくことが有効であるとこの本はしています。

私も今の仕事が楽しいかといわれると、素直に楽しいとは言えません。

ただ、「なんか今の嬉しかったな」というポイントはあって、それは「説明がうまくできた時」と、「自分の専門職の知識で同僚をサポートできた時」です。

この二つのポイントがあるおかげで、今回は「どういう順番で説明しようかな」と少しゲーム感覚で仕事に取り組めている自分がいるので、この言葉は自分の中で腑に落ちる言葉となりました。

 

最後に

私は「メタ思考とは視点・立場を変えて物事を考えること。」と解釈しました。

本書ではいくつかの視点・立場を変えて考える事例が紹介されていました。

例えば「抽象⇋具体」

本書では顧客からの要求を言葉通りに受け取るのではなく、その要求を抽象化して本質を捉えることの重要性を説いております。

 

私の中の抽象化のイメージは一歩後ろに下がってから物事を考えるような状態で、「抽象⇆具体」は自己分析などで自分を掘り下げるときにも有効だと感じました。

 

また、「管理職⇆担当」

という視点を切り替える重要性についても紹介されていました。

私は、管理職と担当のすれ違いの原因の多くは、お互いの目線を理解しようとしない姿勢から生まれると思っています。

管理職は担当、担当は管理職の立場、視点を理解しようとすることで、必ずしも全てが理解できるとは限りませんが、その理解しようとする姿勢が相手に伝われば、関係性も良くなり連携の取りやすい職場になると思います。

 

おわり