こんばんは。
先日、会社の各部署が各々業務内容について説明するセミナーに出席しました。
私が数人の発表者を見た中で、発表者としてここ気を付けたいな~と思った点がありましたので、初歩的なことではありますが、3つ紹介します。
1.全体概要を最初に話す
一つ目が全体概要を最初に話す。です。
実際に聞いたセミナーでは、冒頭のあいさつから唐突に話が進んでいく場面があり、最初なんのテーマについて説明されているか理解できませんでした。
結論を聞いた時にようやく内容が分かりましたが、その時には前半の内容はすっかり抜け落ちてました。
よく結論から先に話そうと言われますが、それはセミナーの場でも同じで、結論まで行かなくても最初に全体像を示してあげることで、傍聴者の脳内の聞く体制が整います。
特にニッチなテーマであるほど観客を置いてけぼりにしないように、最初に全体像を話すことを心掛けたいと思いました。
2.自分の言葉で話す
二つ目は自分の言葉で話す。です。
発表者の中の数人で下を向いてひたすら原稿を読み上げている人がいました。
確かに原稿があれば、話す内容が飛ぶなどのハプニングもなく何事もなく終わるかと思いますが、聞いている立場として、内容が頭を素通りしていく感覚がありました。
おそらく、原稿をひたすらに読むスタイルは、言葉の抑揚が出にくく、ペースが一定になりやすいため、脳に引っかかるフックになりにくいのだと思いました。
原稿が手元にある心強さは私もよく分かりますが、原稿はお守り代わりにして、極力傍聴席に目を向けながら説明したいと思いました。
3.実体験や裏話を話す
三つ目は実体験や裏話を話す。です。
セミナーを聞いてて、つい注意深く聞いてしまったポイントがいくつかありました。
それは、実体験や裏話などの発表者の生の声を聞いたときでした。
発表者がその仕事をしていて、苦労した点や嬉しかった場面など、その人が実際に感じたことなど、その人ならではのエピソードはなぜ記憶に残りやすいのでしょう。
おそらく自身の話をする時には、自然と言葉に感情が乗るからだと思います。その結果、声のトーンや話し方が変わり、それが説明の中のアクセントになっているのだと思います。
また、その人の人柄に触れることで、距離が一気に縮まるような親近感を感じることも、記憶に残る要因になっているのではいかと感じました。
以上3つ紹介しました。
私は職業柄、大勢の人前で発表するタイミングは決して多い訳ではありませんが、そのような機会が訪れた時には、今回の気づきを活かして発表に臨みたいと思います。